1954年にデザインされたPP530タブチェアは、当時としては先進的なデザインで、背面が2つの個別の形状で構成される曲面シェルであるため、製作にはとても高度な技術が必要となり、成型合板の技術と伝統的な無垢材の加工を融合し、背もたれに金属製の角度調整機構を加えるといったウェグナーの持つ技術を総動員して製作された椅子です。

しかし、ウェグナーの存命中にタブチェアを安定して製造・供給することは技術的に不可能であったため、1954年当時としてはプロトタイプが数点製作されたのみでした。

3Dベニア技術の発展に伴い、ウェグナー生誕100周年の2014年にPPモブラーはこの素晴らしいデザインと機構を備えたPP530タブチェアを復刻販売することができました。


※当店はPPモブラーの正規販売店です。

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