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【2018.06.06】カール・ハンセン&サンの2018年新商品(後編)!


今回のブログも、カール・ハンセン&サンの2018年新作発表会でお披露目された商品のご紹介をさせていただきます!!

前回の前編ではウェグナーの名作ラウンジチェア「CH71」通称「ミニベアチェア」をご紹介させていただいたのですが、可愛らしいフォルムと、他のウェグナーのラウンジチェアと比べても比較的リーズナブルな価格帯で早くも大きな反響をよんでいます!

当店展示開始は2019年1月を予定しております。


さて、今回まず初めにご紹介するのは、ポール・ケアホルム「PK-1」のウィッカー(籐張り)バージョンです。
「PK-1」自体は既に昨年復刻されており、これまでロープ張りだけだったラインナップにウィッカーバージョンが加わったと、つまりそういうことです。


スチール素材の先駆者であるケアホルムらしいオーセンティックなデザインはそのままに、籐張りにすることで、よりトラディショナルな雰囲気が感じられる素晴らしい仕様です。

昨年に復刻されていたロープ張りのPK-1も悪くはないのですが、ロープ張りだと屋外用のイメージが強く、ダイニング用または作業用の椅子として本格的に利用するのに少しライト過ぎるかなと思ってましたので、屋内で長く使いたい方や、籐の経年変化も楽しみたい方はウィッカー仕様をお勧めいたします。
当店展示開始は2018年11月を予定しております。

写真にあるように、職人さんの手により細部まで丁寧に籐編みされています。
当然のことながら、張りの手間が掛かるのでお値段も84,000円(+税)と、ロープ張り仕様と比べて約1.5倍ほど高くなりますが、ケアホルムの名作チェアが10万円以下で購入できると考えると、決して高くはありません!
私はむしろ安くて良かったと安堵しています(前々回のブログの価格予想で10万円くらいといってましたからね♪)。


さて、次にご紹介するのはアルネ・ヤコブセンのソサエティーテーブル「AJ52」です。

テーブルと名前が付いていますが、これはデスクですのでご注意ください。

天板はオールレザー張り、フレームはスチール、備え付けの6段引出し付き、とかなり見た目が豪華な造りになっていますよ!!


トラディショナルな北欧家具から、ブルックリンスタイル、モダンデザイナー家具まで幅広く対応可能なフォルムは、1952年にデザインされたとは考えられません。
ウェグナーやモーエンセンのように無垢の木材を使って丁寧に作られたデスクやテーブルも良いですが、「AJ52」のような攻めたデザインのデスクのほうが男の書斎には似合うかもしれませんね。


また、このデスク専用に設計されていた、机上にある小棚とランプモジュールは、デスク本体とは別売りのオプション品となります。
専用設計だけあって、デスクとの組み合わせは一分の隙もない完璧なコンビネーションです。
オプション品としては少しお値段がしますが、せっかくなら一緒に揃えて購入しましょう(もちろん後から単品で購入が可能です)!!


そして、何と言ってもデスクとして高い機能性を誇っているのが備え付けの引出しです。
十分な広さと余裕の6段構成からなるこの引出しユニットは左右どちらでも装着可能なのですよ!!


引出し自体もとても丁寧に作られています。

少し話が逸れますが、このデスクをデザインしたのはヤコブセンということは前述したとおり。
一般的にヤコブセンといえば、「セブンチェア」や「アントチェア」のような成型合板の椅子を思い浮かべる方も多いと思います。
または「エッグチェア」や「スワンチェア」のような張りぐるみのラウンジチェア。

かくゆう私もその口でして、これまでウェグナーやモーエンセン、クリントのような木材を使った家具に関しては天才的なデザインを残しているデザイナーが好みで、一方ヤコブセンは革新的なアイデアや新素材のデザインを売りにしているデザイナーだと思っていました・・・。

しかし、この「AJ52」の引出しの構造を見て、その考えが間違っていることに気づいたのです。


引出し前板と側板のジョイント部に施された「ダブテイル」ジョイント。
最近の安価な家具では決して見ることがない、手のかかる組み方であります。
もちろん最近は機械加工技術が発展しているので、ダブテイルを機械で加工することもできるようになっていますが、あくまで意匠(+少しの耐久性を含む)であるにすぎないジョイントを丁寧に再現しているのです(6つの引出し全て)。

どこが凄いって、写真を見てもらえると分かりますが、ダブテイルの角度(前板の幅に対する間隔など)と、全く隙間のない綺麗な加工に加え、塗装にも気を配っている点です。
前板と組み合わさっているダブテイル部の色と側板の色が同じ板なのに少し違うのがお分かりになりますか?
引出しの前板(小口面を含む)にはオイルを塗って、側板にはオイル塗っていないことから、このように色が違うのです。
説明すると長くなってしまいますので、何故かは割愛しますが、高級北欧家具の引出しにはご覧のようにオイルを塗る箇所と塗らない箇所を明確にわけています。
このように、かなり手間のかかるトラディショナルな方法で、ジョイントだけではなく、塗装にも一手間掛けて製作されている引出しを見たときに、「あぁ、やっぱヤコブセンもずば抜けた木工の才能があったのだな・・・」と、考え直しました(偉そうですみません)。


更に、引出しの底板は素材こそ合板ですが、側板の内側下部の溝に沿ってスライドさせて嵌め込む、高級家具の引出しに使われる古典的な構造で作られています。
これは、引出し前面と、引出し外枠前面との段差を無くし、引出しを収納した時にぴったりフラットな状態にする効果と、引出しと引出しの間(間隔)を均一にする効果もあります。

説明が分かりづらくて申し訳ないです・・・とにかく、引出しは昔ながらの手間のかかる構造になっているとお考えください。

これらの箇所からもヤコブセンの木工技術の信頼性が伺い知れますねー。

このように、ヤコブセンはトラディショナルな方法で木製箱物家具を作ることができる優秀なデザイナーであることが分かりましたが、これらの構造までも徹底的に当時とほぼ同じように復刻したカール・ハンセン&サンも凄いです!!

そして、このデスクはお値段も凄いです。
本体は、140cm幅・オーク材の最安値仕様で685,000円(+税)、170cm幅・ウォールナット材の最高値仕様で765,000円(+税)です。

専用のランプモジュール(小棚付き)は、オーク材仕様が200,000円(+税)、ウォールナット材仕様が240,000円(+税)となります。

つまり、デスクとランプモジュールをセットで注文すると、最安値仕様でも885,000円(+税)となりますよ。


高価な家具ですが、いつかは書斎にこのデスクが欲しい!!と思わせてくれる逸品です♪

当店は椅子専門店ということになっていますので、残念ながら展示の予定はございませんが、当店でもご注文いただけますので気になる方は、まずカール・ハンセンのショールームで現物を確認してから、当店へお問い合わせくださいね(笑)。


前編と後編にわたってカール・ハンセン&サン2018年新商品を紹介してまいりましたが如何でしたか?
本当は、モーエンセンのハンティングテーブルとか、クリントのソファとか、他にも新商品がありますが、先日の新作発表会で良い写真が撮れませんでしたので(人が多すぎて・・・)、今回ご紹介はできませんが、また別の機会で紹介できればと思ってます。


前回、今回のブログで紹介した新商品のお問い合わせは、どうぞ御遠慮なく当店へお問い合わせくださいね♪

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