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スタッフブログ

【2014.11.28】ヒンメリ入荷しました!


11月中旬入荷予定であった「ヒンメリモビール」スターターキットがようやく入荷いたしました。
お待ちいただいていた皆様お待たせいたしました。

「ヒンメリモビール」はフィンランドで愛されるクリスマス装飾の一つ。
筒状の藁に糸を通して編んでいき、多面体形状の飾りの大きさ長さを変えつつ組み合わせていくもの。

藁はとても繊細なので、作る際は注意が必要ですが、コツさえ分かれば、あまり難しいものではありません(もちろん形状によっては困難なものも沢山ございます)。
出来上がれば、風に揺れるとても軽やかなモビールが完成します。

「ヒンメリ」の日本における第一人者で、普及活動に尽力されている、おおくぼともこさんのご厚意により、当店でもこの「ヒンメリモビール」のスターターキットを発売することができるのですが、実はこれまでも同様のキットはございました。
しかし、この度発売させていただけるキットは、この11月にリニューアルされたばかりの物です。

お値段は以前のキットより少しばかり上がっておりますが、これまでのキットには付属していなかった、簡易マニュアルおよび糸通しが付属し、更に、これまで2本であった針が3本(より取り回しが利く短い針が追加)となります。
また、パッケージも一新され、切った後の藁が無くならないよう、藁を収納できる蓋が付きました。

より楽しくヒンメリを作成できますね。

間もなく12月となりますが、既にクリスマスのご準備をされている方もいらっしゃると思います。
ツリーやリースと併せて、是非この「ヒンメリ」をお勧めいたします。
存在感をあまり主張し過ぎないこの装飾は、北欧インテリアとの相性は抜群です。

是非、当店にてお買い求めください!!
※店頭販売のみとなっております

【2014.11.22】モーエンセンJ49入荷しました!


待ちに待った「FREDERICIA」社製のボーエ・モーエンセン J49が入荷しました!!

お色は、シックなブラックラッカー塗装。
背もたれのスポークは扇形のファンバック型。これは、イギリスのウインザーチェアの流れを踏襲しているのでしょうか。

座り心地はいたって良好。可もなく不可もなくといった感じですね。

イギリスはアーコール社の椅子であったり、タピオヴァーラのファネットチェアであったり、最近は何かとスポークバックタイプの椅子が女性からの支持が高い。
そこで、このJ49という選択肢もアリなのではないでしょうか。

座面は厚みのある合板(プライウッド)製なので、長時間座っているとお尻が痛くなってしまいますよね。
写真のようにチェアパッドを敷くだけで、座り心地もまろやかになります!

ここは、ゴットランドシープスキンのグレーの羊毛とJ49ブラックを合わせていただくと、あらモダンな椅子へと早や変わり。
クラシックテイスト溢れるデザインであるからこそ、ブラック塗装やホワイト塗装にするだけで現代的な印象になりますね。


通常、このJ49は2脚1セットでの販売となっておりますが、J49ブラックラッカー塗装のみ、今だけ1脚からお買い求めいただけます。
店頭にございますので、即納も可能です。
ご配達の必要がない方は、そのままお持ち帰りもできますよ!

1脚売れ次第終了となりますので、2脚は必要ないけど、1脚は手に入れたいとお考えの方は、当店までお越し下さい。
この3連休が狙い目ですぜ!!



ホルムガードのランタンもフロスト加工のみ16cm、25cmともに少量ですが再入荷しております。
お探しの方はSABOT Furniture(サボファニチャー)までお越し下さいね。

【2014.11.20】ウェグナーの絵本、そして世界


「PPモブラー」社の正規販売店になりましたと以前お伝えしました。
正規販売店になることにより、お取扱いが出来るのは家具だけではございません。

「PPモブラー」社がデンマークはトナー美術館と協力して製作・販売しております、ハンス・J・ウェグナーの少年時代~家具職人として世界から注目されるまでを描いた絵本、『ハンスといす、そしてせかい(日本語訳版)』を販売させていただけることとなりました。

この絵本には、ウェグナーの代表作である、「The Chair」や「ベアチェア」の他にも、豪華絢爛な「ピーコックチェア」まで出てきます。
そしてもちろん、当方のお気に入りである「ヴァレットチェア」もしっかり描かれております。
この絵本では「おかしないす」と書かれていますが(笑)。

絵本の後半では、これから家具になる「木」が私たちに語りかけてきます。

「PPモブラー」はもちろんのこと「カール・ハンセン」「フレデリシア」といった北欧の家具工房では、環境に配慮した木材の使用・加工・後処理が当然となっています。
巷にあふれるリプロダクト(ジェネリック)品は、人件費が安価な中国や東南アジアで作られているものが多いのだと思いますが、それらの工房では環境に配慮して家具が作られているのでしょうか?

私が「木材」の視点から物事を考えてみると、やはり北欧の家具メーカーに加工されたいな~と思ってしまいます。
木材の性質や、どのように加工すれば美しく見えるのかを熟知した職人に、ノコを入れて欲しい!そして削って欲しい!!
・・・と少し気持ち悪いですね。
ゴメンナサイ(笑)。

とにかく、大人も子供も楽しめる、ウェグナーの絵本「ハンスといす、そしてせかい」は当店にて販売中ですよ!!

【2014.11.15】一番好きな家具デザイナー?


こういった商売をしていると、偶にお客様から「一番好きな家具デザイナーは誰?」といったご質問をいただくことがございます。

当店に置いてある椅子の8割が「ハンス・J・ウェグナー」であることから、やはりウェグナーデザインの家具はとても好きです。
特に、PPモブラーが現在生産している「ヴァレットチェア」は、椅子の中では一番好きです。
※前回のブログにも記載しましたが、真似て作るほど大好き

また、彫刻的なフォルムが印象に残る「フィン・ユール」の椅子も好みですし、次世代育成に尽力しスウェーデンの職人技術向上を成した「カール・マルムステン」も尊敬しています。
現代の椅子マイスターといってもよい「オーケ・アクセルソン」は本人にもお会いしたので、かなり印象に残っていますし、最近のデザインスタイルは目標としています(最近では自身のブランドから折りたたみができる椅子やテーブルを多数発表している)。

そういった事から考えると、やはり「オーケ・アクセルソン」なのかな・・・。
いや、でも近代デンマーク家具の父と言われる「コーア・クリント」のサファリチェアも大好きだし・・・。

いやいや、一番好きな家具デザイナーなんて選べません!!


そこで、一人ご紹介したい家具職人がおります。
僕が留学していたときに一番影響を受けた家具職人で「ジョージ・ハウプト」というスウェーデンの人です。
正式には「Georg Haupt」という名前なので「ゲオルグ・ハウプト」と言うのかもしれませんが、クラスメイトは皆ジョージと言ってましたね。

さて、ハウプトについては、このブログをご覧の皆様は聞いたことがないと思われます。
何せ、日本ではこの人についての文献が皆無であり、北欧家具が好きな人でもハウプトを知っている人は恐らく一握りでしょう。
母国スウェーデンではとても有名な人で、スウェーデン王室(ガムラスタンにある王宮)にはこの人の作った家具が保存されていますからね。

考えるに、北欧家具が好きな人って、ミッドセンチュリー以降の近代クラシック家具が好きな人たちが多いのであって、スウェーデンのバロック・ロココ様式の家具に興味がある人が少ないのでしょう。

では、簡単にハウプトの経歴を記述します。

ジョージ・ハウプト(1741年~1784年)
ハウプトはスウェーデンの家具職人、父親も家具職人でした。

ストックホルムのヨハン・コンラッド・エクスタインの元で家具職人見習いとして働き、その後、アムステルダム、パリ、ロンドンへ旅に出ることとなります。

ハウプトはフランスのロココ様式から影響を受け、自身のスウェディッシュ家具のスタイルとしていましたが、後にルイ16世時代におけるネオクラシック様式が流入してきた時代に、その技術を習得するため単身パリへ赴きます。
パリでは貧困を極めたハウプトですが、サイモン・エーバンの工房での仕事を得ることができました。

当時の自由貿易の恩恵もあり、彼は1768年初頭、ロンドンにて家具職人として独立して仕事を続けていました。

1769年、スウェーデン王室アドルファス・フレデリック王は彼の才能を高く評価し、王室専属の家具職人として彼を任命し、ハウプトは母国スウェーデンへ戻ります。
ハウプトの最初の王室での作品は、女王への贈り物として多機能デスクを製作しました。

翌年にはストックホルムに自身の工房を設立します。
特にコンデナスト王子のために製作したミネラルキャビネットは、国内において瞬く間に評判となりました。
その時代のハウプトのスタイルは、異なる木材の持つ色を組み合わせることにより、自然な華やかさを表現することであり、また、構造の変化する家具を作ることが特徴的でした。

1784年、ハウプトは脳卒中により帰らぬ人となりましたが、彼の家具は主に特権階級の人たちからの注文が多かったにもかかわらず、彼の家具を購入することができない一般市民からも愛され、彼のスタイルは、亡くなるまでに多くのデザイナーや職人達に影響を及ぼしました。

ハウプトの死後、スウェーデンの家具スタイルはよりシンプルなデザインがもてはやされるようになり、現在のミニマリズムを極めた北欧家具のスタイルへと変化していったのです。


下にハウプトの家具の写真を掲載していますが、きっと皆さんは「あ~、中世の時代によくあるやつね」と思うことでしょう。
まぁ、生きた時代が中世でしたし、王宮の家具職人でしたからね、必然的にその時代にヨーロッパで流行ったデザインが元となっているのですね。
ただし、同時代に生きた王宮職人が作った同じような家具とハウプトの家具では、あきらかに模様の繊細さ、象嵌の精密さ、そして施された仕掛けのダイナミックさが違います。

スウェーデン王宮に並んであるハウプトの家具の一つに、一見単なるストレージっぽい家具があるのですが、蓋をあけて前面の抽斗を引き出すとベッドになるという、何とも面白い家具があります。

この時代に、このような趣向を凝らした家具デザインを思いつくハウプトを尊敬します。

上の写真に写っている秘書机は、留学中にハウプトの影響を受け自身で製作した家具です。
今は什器として使用しているので、何ともよく分からない事になっておりますが、単なる机と見せかけて多機能な変形する家具を目指しました。

このように、『仕掛けを用意して見る者使う者を驚かせるもの作り』を心掛けるようにしていましたので、職人として自身に影響を及ぼしているのはハウプトなのかもしれません。

現在、ハウプトの家具は美術品であり、1000万円はくだらない価格がついて市場で取引されていますので、近代家具のように頑張れば手に入るレベルではないのですが。


好きな家具は「ヴァレットチェア」。
好きな家具デザイナーは「オーレ・アクセルソン」。
影響を受けた家具職人は「ジョージ・ハウプト」ということで宜しいでしょうか(笑)。

皆さんの好きな家具職人・デザイナーも是非教えて下さい!!
また、北欧家具・雑貨が置いてあるお部屋の写真も是非送ってくださいね。


【2014.11.10】フレデリシア、PPモブラーの家具取り扱いを始めました!!


『SABOT Furniture』より皆様へ大きなご報告がございます。

この度、正規販売店として「FREDERICIA(フレデリシア)」社および「PP Mobler(PPモブラー)」社の椅子を販売開始いたします!!

ひとまずは「FREDERICIA」社が販売している「J49(ボーエ・モーエンセン)」のみを店内に展示しての販売となりますが、今後はウェグナーの「J16ロッキングチェアー」等も展示販売できればと思っております。
その他「FREDERICIA」社製品、「PPモブラー」社製品も販売できますが、カタログでの販売となりますこと、ご了承下さい。

もちろん、正規販売店ですので、木材や塗装の仕上げ等を選択してご注文を承ります。

当店での椅子購入の幅が更に広くなり、北欧椅子専門店として以前にもまして販売に尽力していきますので、これからも皆様宜しくお願いいたします。


さて、「カール・ハンセン&サン」、「PPモブラー」、「フレデリシア」、「Artek」と北欧の主要インテリアメーカーの正規販売店となりました。
お店をオープンしてまだ2ヶ月と少しですが、半年前には考えられなかったですね。
また、来年にはインテリア書籍への掲載が決定し、当店を多くの人に知ってもらえたらありがたいと思っています。

更に、来年、当店にて「ウェグナーの椅子展(仮)」開催も検討しております。
憧れのヴァレットチェアやベアチェアの現物を見られる機会かもしれませんので、正式に決まりましたらお知らせいたします。
当店に既にお越しいただけたお客様はご存知のとおり、当店は店内面積が僅か25㎡と他に類をみない狭小家具屋でございます。
そのため、展示できる椅子にも限りがあるのですが、その代わりに他店よりもより近く、よりゆっくりとご覧いただけるよう趣向を凝らしたいと思ってます。


最後に、上記写真のご説明をいたします。
当方がスウェーデンのHDK大学STENEBY校に家具製作を学ぶため留学していた際に製作した、「ヴァレットチェア」の背を真似て作った飾り物でございます。
卒業の際にクラスメイトにメッセージを書いてもらいました。
ウェグナーのヴァレットチェアがあまりにも好き過ぎて作ってしまったものでして、当時は現物なんて見れませんでしたから、本やWEBを参考にして何となく形を想像して作りました。
出来上がったものは実物とは異なる点が多くありますが、宝物として店内に飾っております。

ヴァレットチェアを取り扱っている「PPモブラー」の正規販売店となった以上、隠すことは出来ませんので白状いたします・・・。
どうか「PPモブラー」さん許して下さいね。

それでは、皆様これからも『SABOT Furniture』を宜しくお願いいたします!!

【2014.11.03】こんなお財布はいかが?


皆様3連休はいかがお過ごしでしたか?

当店は3連休も休まず営業しておりました。
残念ながら初日は小雨が降っておりましたので、お客様の数は決して多くはありませんでしたが、2日目、3日目は順調な来客数でした。

また、友人の来店が多く、懐かしい面々と再会いすることができ、とても充実した3日間でした。
アフリカ滞在時代の先輩および後輩、前の職場の同僚、学生時代からの友人、そして、当店をビジュアル面からサポートしてくださる方など。
皆様本当にありがとうございました!!これからも宜しくお願いします!

さて、ハロウィーンが終わり、これからはクリスマス商戦に向けて、当店も準備をしつつありますが、以前のブログで書いた「ヒンメリ」は、クリスマスの装飾の一つとして既に店内に飾っております。
尚、「ヒンメリ」のスターターキット(リニューアル版)は今月中旬に入荷予定ですので、お求めの方は是非当店にお越し下さい。


突然ですが、皆様はクリスマスに大切な人へ何を贈られますか?

当店は決して雑貨の品揃えは多くはないのですが、クリスマスプレゼントに最適と思われるものが幾つかございます。
前回のブログでご紹介しました「ランタン」もその一つでして、クリスマス商戦前にほぼ完売してしまうという人気の高さ。
11月末には再度入荷予定です。

きっと、大切な人からプレゼントされたものは肌身離さず持ち歩きたいという方も多いのではないでしょうか。
そういった方にオススメなのが、写真でご紹介した「Varco(ヴァーコ)」のお財布です。

なんと、このお財布は本物の木を使っております!
独自の技術により薄くスライスされたウォールナットの化粧板を、キップレザー(牛革)に丁寧に貼り付けて裁縫してあります。
それにより、多少の圧力がかかり曲がっても、木材の表面が折れたり割れたりすることはございません。

本物の木だからこそ、木材特有の経年変化を楽しんでいただける商品となっております。
レザーと木目のコントラストがとても面白く、大切に永く使っていきたい逸品です。

国内で生産された正真正銘のmade in Japanなので、品質が良いのはもちろん、お財布としての収納も基本に忠実であり、使いやすさには定評があります。

有名ブランドのお財布は、友人が同じ物を持っていた・・・なんてことはよくある話ですが、このお財布を持っている人は、そうそういませんよ。
デザインが個性的なお財布ですので、「アレ、そのお財布は何ですか?」なんてお話の種になること間違いありません!
さらっと「いや、実はね、本物のウォールナットの木が貼ってあるお財布なんです」なんて言えればオシャレですね(笑)

クリスマスのプレゼントに是非いかがでしょうか?
きっと大切な人も喜んでくれるはずです。

少なくとも、私はプレゼントされたら嬉しいです(笑)
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